あなたは 人目のお客様です
    過去の主な日記 ◎はおすすめルート
    山スキー 2017: ◎雪倉岳  2014: ◎横前倉山  2013: ◎剱沢 白馬周回 蒲原山 乙妻山 鍋倉山 ◎大渚山 小日向山  2012: 白馬岳 鍋倉山 ◎船越の頭~金山沢  2011: 黒姫山 妙高前山 北信佐渡山 ◎戸隠五地蔵山 雨飾山 白馬大雪渓 妙高涸沢 6月立山 11月立山  2010: 白馬乗鞍岳 小日向山 黒姫山 乙妻山 ◎針ノ木岳 ◎栂池~蓮華温泉 火打山  2009: 雨飾山 針ノ木雪渓 ◎火打山  2009北信五岳: ◎戸隠山(乙妻山) 妙高山(三田原山) 斑尾山 黒姫山 飯縄山  2008三大雪渓: 針ノ木大雪渓 ◎剱沢大雪渓 白馬大雪渓
    沢登り 2015: ◎黒部赤木沢  2014: ◎巻機山ヌクビ沢  2013: ◎雑魚川外ノ沢  2012: ◎草津白根某温泉沢  2011: ◎笛吹川ヌク沢左俣 荒城川、沢上谷 ◎雑魚川外ノ沢 ◎沢上谷三大滝巡り 裏妙義烏帽子沢  2010: 火打黒沢 裏妙義烏帽子沢 ◎中ア西横川  2009: 沢上谷 火打山黒沢
    アルパイン、岩登り 2015: ◎剱岳八ツ峰Ⅵ峰 立山龍王岳東尾根Ⅰ峰北壁 ◎明星山P6南壁左岩稜  2014: 小川山ガマルート  2013: ◎伊豆城山南西カンテ 妙義筆頭岩 ◎妙義山星穴岳 ◎海谷山塊船浦山東壁
    日帰り
    トレラン
    2012: 丹沢山(蛭ケ岳)  2011: 岩菅山 燕岳  2010: ◎奥穂高 ◎槍ヶ岳 鳳凰三山  2009: ◎剣岳 ◎白馬三山7月 ◎白馬三山8月 空木岳 蓼科山 ◎塩見岳  2008: ◎常念岳-蝶ケ岳  2008北信五岳: 斑尾山 妙高山 黒姫山 戸隠山 飯縄山
    百名山 2014: 大朝日岳  2013: 安達太良山、磐梯山、西吾妻山  2012: 間ノ岳  2011: 越後駒ケ岳 浅間山 ◎飯豊山  2009: 光岳  2008: 鹿島槍岳 焼岳 ◎甲斐駒ケ岳,仙丈ケ岳
    山道具 熊対策 ハンディGPS ミシン自作道具 チューブ食糧 衛生用品 心拍計 Jetboil個人輸入 Jetboil使用感 つめかえ君

    スポンサーサイト

    --------
    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。
    カテゴリ :スポンサー広告 トラックバック:(-) コメント:(-)
    tag :

    雪倉岳

    2017-05-05

    残雪時期に栂池高原スキー場~蓮華温泉~木地屋集落のクラシックルートには過去4回ほど行っている。蓮華温泉から木地屋集落に至るルートの途中のヤッホー平で振り返ると、周囲の山々からひときわ目立つ真っ白な山がある。それが雪倉岳だ。見るたびにあそこを滑ってみたいという思いに駆られていた。
    5年ほど前から毎年、雪倉岳山スキーの計画をたてるのだが、天候不順や日程の調整がつかず、行けずじまいであった。今シーズンは何がなんでもいく覚悟で、1か月ほど前からGWの5月3~7日のうち2泊3日で好天を狙って単独テント泊でいく計画をたてていた。同僚のW貫さんは5月3~5日なら同行できるということで、数日前の天気予報で好天になるのが確実そうだったので、5月3~5日で行くことになった。当初はGWの宿の混雑を嫌ってテント泊にする予定であったが、どうやらそれほど混んでないらしいので、蓮華温泉ロッジで宿泊することにした。

    5月3日

    朝8:00に中条のコンビニでW貫さんと合流し、車のデポ地点である木地屋集落に向かう。木地屋集落の奥の林道は除雪中であり除雪末端である標高850m地点に私の車をデポする。W貫さんの車で栂池高原スキー場に行き、ゴンドラとロープウェイを乗り継ぎ、自然園駅に到着する。

    11:20 1825m 自然園駅から天狗原に向かって登り始める。雲ひとつない快晴でお昼近くということもあり気温も上がり、シャツ1枚でも暑い。

    DSCF1910_800

    12:10 2204m1時間弱で天狗原に到着し、ここで昼食で40分ほど休む。目の前の白馬乗鞍岳も白くて美しいが、雪倉岳はさらに気品があり、白馬乗鞍岳が「となりの町のお嬢さん」なら、雪倉岳は「深窓の令嬢」といったところだ。

    DSCF1911_800

    天狗原の北面は、いいザラメ雪となり斜度25度くらいのちょうどいい斜面で滑っていて気持ちがいい。振子沢に入り、名前のとおり振子のように沢の斜面に右左に乗り移りながら滑っていく。

    13:30 1460m 雪に覆われた林道に着き少し歩くと、ベースとなる蓮華温泉ロッジに到着する。ルートをだいたい覚え効率よく滑れるせいか、昼食休憩の除くと実質1.5時間しかかかっていない。

    早速ロッジ受付を済まし、スキーを履いて100mほど上の露天風呂へ向かう。一番上の「薬師の湯」は女性がいたため遠慮して、下の「仙気の湯」に入る。源泉は少し熱いが、沢水をホースで引きこんで40℃くらいのちょうどいい湯温となり、のぼせることもなくいつまでも入っていられる。和歌山から来た若者と話しをしながら、1時間ほどのんびりと過ごす。

    DSCF1932_800

    宿に戻り、W貫さんはビールや夕飯でワインを飲み、下戸の私はビールやワインを少々おすそ分けしてもらった。食事後はアルコールがまわり眠くなり、19時くらいから寝てしまった。

    5月4日

    今日はいよいよ雪倉岳だ。最低でも9時間はかかるようなので、5時台に出発するべく4:30に起き前日に作っておいてもらったおにぎりを食べる。天気はよく雲ひとつない。

    5:10 蓮華温泉を出発する。高度を一定に保ちながらいくつも谷を越えていく。1時間強で瀬戸川に下る斜面に到着し、一旦シールをはがし、瀬戸川まで滑り下りる。同じくらいに4名のパーティも瀬戸川を下ってきた。

    DSCF1940_800

    6:50 1390m 瀬戸川を渡り切ったところでシールをつけて目の前の谷を登り始める。4名のパーティはここは慣れているようで、あまり迷わずどんどん先に進んでいく。

    DSCF1942_800

    「雪倉の滝」がかかる谷は急であり途中で滝がでて割れているため、向かって左の広い谷を登り、標高1600mあたりで右の斜面を乗り越え雪倉の滝上部の谷に入っていく。

    30度くらいの斜面を登っていると斜面の途中で右足のシールがはがれてしまった。どうやら雪の汚れで粘着力が弱まったところに横向きの力が加わった際にさらに汚れた雪が入り込んでしまったようだ。粘着力が全くなくなってしまい、急斜面の途中では落ち着いて手入れ作業ができないので、板をザックにくくりつけて登る。軽めの板ではあるが、担ぐと肩と腰に重さがずっしりとかかってくる。

    DSCF1944_800

    斜度が緩んだところでシールの汚れた糊面をタオルでよく拭き、糊面を何度も貼り合わせては剥がしを何度か繰り返しているとやっと粘着力が回復した。再びシールを貼り登り始める。

    9:00 1960mあたりで谷から広い稜線にでると、ここからずっと25~30度程度の真っ白な斜面が延々と続く。まっすぐ直登できなくはないが、同じ筋肉を絶えず使うことですぐに疲れてしまうので、ときおりジグザグを切りながら登っていく。

    DSCF1948_800

    11:10 2611m 雪倉岳頂上に到着。今まで風は全く吹いていなかったのだが、頂上に着いた途端、南からの強烈な風に晒される。少し遅れているW貫さんを待つため、日のあたる岩陰で風をしのいでいると、W貫さんも到着し記念写真を撮る。

    DSCF1964_800

    11:40 天気がいいのでもっとゆっくりしたかったが、強風で落ち着かないので滑り始める。少し下に下がると無風状態となり、気持ちも落ち着いてきた。遠くに妙高や高妻の山々を眺めながら、ターンのしやすいザラメ雪を気持ちよく滑っていく。一気に滑ってしまうのはもったいないので、途中で休み休み景色を楽しみながら滑っていく。

    vlcsnap-2017-05-06-13h31m17s030

    DSCF1967_800

    12:20 40分ほどで瀬戸川渡渉地点に到着し、瀬戸川渡渉点でシールを貼り、もと来た道をたどっていく。途中で、またシールがはがれたので回復処理をしたり、割れた沢で水分補給してくつろぐ。

    14:30 ロッジに到着後、内湯に入り、談話室でコーヒーを飲み、W貫さんと今日の雪倉岳での登りと滑りを振り返る。

    5月5日

    今日は木地屋まで下るだけだ。ロッジの情報によると、弥兵衛川のスノーブリッジはもう危ういらしいので、ヤッホー平へのショートカットはできず、長い林道を延々と歩くしかない。

    6:00 ロッジを出発する。1時間ほどでヤッホー平に着いて振り返ると、昨日滑降した雪倉岳が私たちを見送ってくれる。ここに来るまで雪倉岳の全容を眺めることができなかったので、自分たちの滑ったルートをたどり、昨日の楽しい思い出に浸る。

    DSCF1979_800

    ヤッホー平、栂平を過ぎ、きつい登り返しの角小屋峠を越える。ここからは複雑な地形ではあるが、赤テープが随所に巻かれているので、迷うことはない。

    10:00 一昨日車をデポした地点に到着し、周辺でふきのとうを採る。帰りには猫鼻の湯に立ち寄り、帰途についた。

    好天、温泉、ザラメ雪と快適な3日間を過ごすことができた。雪倉岳は滑りはわずか40分ほどであり、登りには5時間と8倍近い時間を費やしている。しかし、経験の価値はその時間の長短ではなく、その経験の内容である。この素晴らしい斜面での滑降の凝縮された経験は、短い時間であっても価値ある経験としてずっと忘れることはないだろう。

    関連記事
    tag :
    コメント:














    管理者にだけ表示を許可する
    トラックバック:
    トラックバック URL:

    http://wonderski.blog.fc2.com/tb.php/711-46fc18f7

    << topページへこのページの先頭へ >>
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。