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    横前倉山へ山スキー

    2014-03-15

    今日は、長年行きたいと思っていた栂池スキー場~横前倉山~来馬集落のルートを、所属山岳会「アスターク同人」のTさんとふたりでで目指した。松本の山スキー山岳会「シーハイル」が開拓したとして、山岳雑誌「岳人」2006年12月号に掲載されて以来、山スキーヤーには人気のルートとなっている。

    朝4:30に長野市内でTさんと落ち合い、私とTさんの車2台で白馬を目指す。栂池スキー場が出発点だが、終了点は15km以上離れた来馬集落なので、1台は終了点の来馬集落にデポし、もう1台で栂池スキー場へ向かう。

    栂池スキー場で、8:30にゴンドラに乗り、次にロープウェイで栂池自然園手前の栂の森駅に到着した。

    9:20 1826m 登る準備を整え出発。

    IMGP0465

    通常7-8時間で行けるルートのようだが、中高年の二人ではその時間で周回できるか不安があり、山中でビバークするためのツェルトやマットなどを持ってきたり、数日前の降雨でアイスバーンの心配もあったのでアイゼンを持ってきたりで、ザックが重い。天狗原までは短い登りだが、ザックが肩に食い込む。

    10:30 2200m 天狗原に到着。ここから唐松沢に滑りこむため、滑降の準備をする。

    10:50 唐松沢目指して滑降開始。天狗原は風にさらされ雪は固くなっていたが、唐松沢に入ると下の固いバーンの上に20-30cm新雪が被っているため、気持ちいい滑りが楽しめる。

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    Tさん

    IMGP0470

    11:10 1780m 楽しい滑りはあっという間だ。当初もう少し先まで下る予定であったが、数名の先行パーティのトレースがここから登り返している。あまり下っても登り返しがきついので、ここから登り返してフスブリ山を目指す。

    SANY0831_800

    12:26 1944m フスブリ山に到着。空の濃い青と白馬乗鞍岳の白のコントラストが美しい。

    DSC_20140315_0008_800

    緩い稜線を30分ほど滑ると、まっ白になった風吹大池と右手に目指す横前倉山が見渡せる。

    SANY0839_800

    池の真ん中に行って氷が割れたら。。。という心配があったが、先行者がすでにいて大丈夫なようだ。池の真ん中あたりまで滑り降り、再びシールをつけて、横前倉山を目指す。横前倉山頂上近くになってくると藪が濃くなってきて、藪をかき分けながら登って行く。

    13:50 1907m 横前倉山に到着。先行の4人組パーティも休んでおり、トレースのお礼を言う。横前倉山の頂上は木が多く、それほど眺望はよくない。

    SANY0842_800

    20分休憩後、細い稜線を少し下ると、目の前にブナの疎林が続く斜面が広がる。上部は斜度35度程度あるが下のほうは20度程度のようだ。斜面に飛び込むが、快晴で暖かかったせいか、雪は重くなってしまっていた。とはいえ、尾根沿いのブナの疎林は気持ちいい。

    徐々に左右の沢がせばまり、地形図でみてもかなり細い幅2-3mの尾根(下図:温泉マーク前後)に突入した。ここから500mほどは細い尾根が続く。

    yokomae_hosoone_map

    尾根は細いだけではなく、かなり大きくうねっており、雪も重いので、慎重に滑って行く。だんだんと両側の沢が深くなり、進行方向右側の崖は高さ3m、左側の崖は高さ7mで下の沢が割れている。ここで左側に落ちたら這いあがれないし沢に落ちたら濡れるだけでは済まなさそうだ。

    慎重に滑っていたが、バランスを崩した瞬間、落ちてはいけないと思っていた左側(先行のTさんが写真を撮っていたので写真では右側)に倒れ込んでしまった。『あー!沢に落ちる』と思った瞬間、左腕を雪に打ち込んだ。

    IMGP0478

    崖のヘリで頭を下にして、なんとか左腕を軸にして落ちずに止まった。しかし、頭が下だしザックが重く、起き上がれない。変に動けば、落ちてしまう。Tさんに助けを求め、スキーをはずしてもらい、上から体を支えてもらいながら、体制を戻し尾根に這いあがった。ふー、命拾い。もし、単独行だったら、沢に落ちてそれっきりだったかもしれない。危険地帯があるかどうか分からない初めてのルートは、やはりパーティを組んで行くべきだと実感した。

    気をとりなおして滑りだし、細尾根を過ぎると、広い緩やかな斜面となった。林道沿いに滑り、南俣沢にかかる橋を過ぎると、林道は登りとなり、再度シールをつけて20分ほど登り返す。

    SANY0848_800

    16:35 930m ここから林道は下りとなる。『ビバークの必要はなくなった。あとはのんびり林道を滑って戻るだけ』だと、ホッとしたのも束の間、滑りだすと林道の雪は固くクラストしてしまい、ターンが思うようにできない。固いモナカ雪に苦労しながら、林道をショートカットしながら下って行く。

    17:20 520m 車をデポした場所に到着。その後、栂池スキー場に戻り、もう一台車を回収し、帰途についた。

    このルートでは、パウダーの沢、長めのいい稜線、横前倉山からの急斜面とブナの疎林、ヒヤリとした細い尾根、ガチガチクラストの林道など、山スキーでのあらゆる条件を体験でき、振り返ると楽しいルートだ。一部苦労した箇所もあったものの再度行ってみたいものだ。次回行くときは心に余裕を持って楽しめることだろう。


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    コメント:
    こんにちは~、那ぁと申します。。
    先日はどうも、四人パーティのグリーンジャケットの者です。

    当日は、望外のパウダーと眺望に恵まれて最高でしたね。
    また、何処かでお会いできるかも知れませんね。
    [2014/03/18 13:56] | 那ぁ #- | [edit]
    那ぁさん、
    ずっとトレースを追わせていただいたのに、ゆっくりお話もせずに失礼しました。
    おかげで、ルートの不安なく滑りや登りに専念できました。ありがとうございます。
    那ぁさんのmixiを拝見しました。那ぁさんの本拠地は関西方面でしょうか。
    また、どこかでお会いできるといいですね。
    [2014/03/18 20:37] | デルスー #- | [edit]














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