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    自作マップホルダー

    2009-07-30

    山頂で地図を開いて山座同定(方角や山の形などから山を特定すること)している人は多いが、登山道の途中で地図を見ている人は案外少ない。要因として名だたる山の登山道は道標がしっかりしていて地図を見る必要が少ないことがあるだろうけど、一番の要因は地図を引っ張りだすことが面倒くさいことにあるんではないだろうか。

    かくいう私も登山を始めたころは少し道に不安があっても、登山道の途中でいちいち地図を広げるのは滅多にしなかった。しかし、登山道や道標のない山スキーや、薮の多い里山をトレランするようになってからは、そんなわけにもいかないので、地図をすぐに見れるように、マップケースにいれショルダーベルトにぶらさげるようにした。

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    登りはさほど問題はないのだが、滑るときや走るときはマップケースが跳ねて自分の顔を直撃することが多かったので、ザックにしまいこんでしまい、結局見る機会を自ら減らしてしまっていた。

    ということで、マップケースにいれた地図をすぐに見れ、なおかつ、走ったりスキーで滑ったりしてもマップケースが飛び跳ねないようマップホルダーを作成した。幅広ナイロンテープをミシンで止め縫いし、マジックテープでザックのショルダーベルトに固定できるようにしただけだ。

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    話はとぶが、「マジックテープ」って商標なんだよね。一般名称は「面ファスナー」というらしい。「ホッチキス」は商標で一般名称はステープラー、「セメダイン」は商標で一般名称は接着剤、「ポストイット」は商標で一般名称は付箋紙、というのと同じである。

    ちょっと横道にそれたが、このマップホルダーは我ながら優れ物で、地図の出し入れが簡単なので、地図を見るのも億劫ではなくなった。周りの景色を眺めながら、地図と見比べるというのも結構楽しい。ちょっとした工夫が登山を安全かつ楽しいものに変えてくれる。

    *******************************

    本題とは関係ないですが、8月29-30日に南アルプスの光岳(てかりだけ)聖岳(ひじりだけ)周回に行く予定です。登山ショップの信州トレイルマウンテンで運営サポートしている信州トレマンクラブのHPにて、一緒に行かれる方を募集しています。百名山狙いの方、静かな山走りをしたい方、ご一緒しましょう。

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    根子岳トレラン~四阿山おかわり

    2009-07-25

    ひさびさに長野市の登山とトレランのショップ「信州トレイルマウンテン」の無料ツアーに参加してきた。本日は菅平根子岳(ねこだけ)トレッキングというツアー内容であるが、集合時間の6時に菅平牧場の駐車場に集まった十数名をみると、やはりいつものとおり走る気満々の面々である。

    根子岳は日本百名山の四阿山(あずまやさん)と並んで菅平高原の東に位置している。根子岳には、山スキー初心者のころに行き、その後も何度か山スキーで行ったせいか、トレッキングの山というより山スキーの初心者コースというイメージが強い。

    6:10 1587m 各々自己紹介したのち、駐車場から出発。みんなわきあいあいと話をしながら登る。それでも、普通の登山者の倍くらいのスピードのはずだ。きつい斜面ではさすがに黙々と登る。

    7:00 2207m 根子岳到着。残念ながらガスがでており、展望は得られない。

    P1020304_320.jpg

    今日は走り屋さんが多いので、店長はトレッキングから菅平トレラン・レースコースへの走りがいいと判断したのか、子根子岳からレースコースを走ることになった。ガレ場は少ないし、それほど斜度もなく、なかなか走りやすいコースだ。ところどころ後続を待ちながら走って行く。数名転んで膝や手から流血していた。トレランでは膝までのズボン、手袋は必須ですね。

    すると、駐車場より200m程度標高が低いロードにでた。ということは、200mの登りのロードを走らなければならない。私はロードの登りが最も不得意で、ハムストリングの一か所が数分で痛くなり、継続して走れなくなる。しょうがなく早足歩きに切り替える。ロードの登りはロードの登りで鍛えるしかないのだろうか?

    8:45 駐車場に到着。店長はお店の開店があるので、一旦解散。

    一部の走り屋さんはさらにレースコースの他の部分を走りに行った。ここのところ6時間以上の山歩きを毎週しているせいか、3時間の運動では物足りない。自称ヤマヤとしては、根子岳に登って日本百名山の四阿山登らないのは、四阿山に失礼ではないか!という思いもあり、四阿山を目指すことにした。残っていた人に声を掛けたが、こんな酔狂につきあってくれる人はいなかったので、一人で登ることになった。

    9:00 1587m さあ、出発。四阿山の頂上は相変わらず雲に覆われている。ひとりなのでマイペースでゆっくり登ろう。

    2000mあたりにさしかかると、風が強くなり、ガスに覆われる。だんだん、霧雨が小雨に変わってきた。火照った体にはちょうどいいお湿りだ。でも、トムラウシの遭難はこんな程度ではなかったんだろうなー。亡くなった方々はゴアの雨具じゃなかったらしい。15万円のツアーだったらしいけど、15万円払えるくらい裕福であれば、ゴアの雨具くらい買えただろうに。俺は15万円のツアーには参加できないけど、ザックにゴアの雨具入っているぞ。などなど、取りとめのないことを考えながら登って行く。

    10:40 2354m 四阿山に到着。ガスに覆われ風が強い。少しエネルギー補給し、5分ほど休み出発だ。

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    ところどころ岩がでているが、全体に走りやすい登山道だ。しかし、ちょっと疲れもでてきたので、ペースを落として走って行く。

    12:00 駐車場の到着。

    トレランシューズを脱ぎ、サンダルに履き替え、トレランシューズのソールを見てみると、グリップをよくするためのゴムがボロボロになっていくつか剥がれてしまっている。毎週酷使しているから仕方ないか。そろそろ買い替えかなー。

    帰りに信州トレイルマウンテンに寄り、同じ靴の新品のソールを見た。『あれ?こんなにもともとはデコボコしてたんだっけ?』というくらい自分の今のシューズのソールは擦り減っていた。そういえば、先々週の白馬雪渓はやけに滑ったが、このソールの擦り減り具合のせいもあるのかな。お店でいろいろ物色したが、やはり今の靴(バスクのブラー)が具合がいいなー。資金捻出して買い替えることにするかな。

    今日はGPSオフにしており、軌跡は手書きのため、正しくないかもしれません。

    20090725根子岳四阿山map.jpg

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    剣岳:室堂からピストン日帰り

    2009-07-20

    7月18日19日に予定していた南アルプス縦走が雨で中止になり、少々欲求不満気味であったが、どうやら7月20日は晴れるらしい。日帰りできる北アルプスの山々を物色したところ、映画「点の記」で話題の剣岳がどうやら日帰りできそうだ。早月尾根を往復する案も考えたが、標高差2200mは少し厳しい。室堂からのピストンが、あまり標高差がなく、楽そうである。アルペンルートで行くことになるが、長野大町だと始発で朝9時室堂着、最終が16時室堂発となり、時間に余裕がない。富山立山駅からだと、始発で朝7:20室堂着、最終が17:50室堂発となり、約10時間あるので、ピストンができそうだ。同僚のWNさんを誘い、剣岳ピストン決行だ。

    長野市を未明3時に車で出発し、富山の立山駅を目指す。長野市は曇りであったが、新潟に入ると雨が降り出した。富山に入っても雨は止まず、「天気予報はずれて今日は雨かなー。最悪、温泉でも入って帰るかなー」とWNさんと話しながら、車を走らせた。しかし、立山駅に近づくにつれ、雨は止み、晴れ間が見え始め、立山駅に着いた頃にはもう雨の心配はないほど晴れ間が広がっていた。

    6:20 立山発のケーブルカーに乗り、美女平でバスに乗り換え、7:20に室堂ターミナルに着いた。ここでトイレや装備の準備を行う。

    7:50 2427m 室堂ターミナルから出発だ。P1020275_320.jpg

    いつも静寂なミクリガ池。

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    噴煙をあげる地獄谷。硫黄ガスは体に悪いんだろうが、のんびりした温泉を連想するので嫌いな匂いではない。

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    8:10 2260m 雷鳥平のキャンプ場に到着。連休は天候が悪かったので、雷鳥平のキャンプ場には10張りほどしかテントがない。称名川を超え、剣御前小屋に続く雷鳥沢の斜面を登って行く。

    9:02 2750m 剣御前小屋に到着。

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    人を寄せ付けない雰囲気の剣岳が正面にその険しい姿を見せる。

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    振り返れば、遠くには白山、歩いてきた室堂、地獄谷、雷鳥平が一望である。
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    9:18 風が強く寒いので、剣御前小屋の影で小休止し、剣岳に向かって出発だ。するとすぐに雪渓が現れる。それほど斜度がないし、ステップが切ってあるので、アイゼンなしでも足を滑らせる心配はなさそうだ。

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    雪渓をいくつか越えていくと、剣山荘が現れる。ここは剣山荘には下らず、そのまま尾根をつたって行くが、あまり人が通っていないせいか、ハイマツが踏み跡にかぶさり、ハイマツを薮漕ぎしながら進む。
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    10:21 2618m ちょっとしたピークの一服剣に到着。歩いてきた剣御前方面を振り返る。

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    一服剣を下って行くと、最初の鎖場にでる。ここから、険しい道の始まりである。登山道は明確な踏み跡がないガレ場になり、ところどころ岩につけた赤か黄のペンキを頼りに登って行く。ときどき道をはずし、行き止まりの崖の真上に何度かでてしまう。

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    11:00 2813m 急なガレ場を登り、前剣に到着。剣岳が正面に見えるが、まだまだ遠い。ザラザラとした急峻な斜面を見ると、あんなところ行けるのかと少し不安になってしまう。
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    ここからさらに道は険しくなり、鎖場・ガレ場が連続する。手を離せばアウト、足を滑らせればさようならー、という箇所の連続である。一手一足に集中しながら進んでいく。

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    最大の難所と言われるカニのタテバイに到着。高さ30mのほぼ垂直の岩壁を登って行く。ここまで来る途中で鎖場に慣れたし、鎖やホールド(掴む場所)があちこちにあり、高度感はあるが恐怖はほとんど感じない。

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    12:30 2999m カニのタテバイを過ぎ、ガレた急斜面を登ると、剣岳山頂に到着だ。そういえば、WNさんは確か高所恐怖症だったはず。すっかり克服したようだ。

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    鹿島槍岳~針ノ木岳の後立山連邦が見渡せる。

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    12:45 室堂最終は17:50なので、あまりゆっくりもしていられない。休憩もそこそこにして出発だ。

    剣岳に続くこのルートは登りと下りで鎖場が渋滞しないよう、登り用鎖場と下り用鎖場がある。カニのタテバイは登り用で、カニのタテバイと並ぶ難所であるカニのヨコバイは下り用である。最初の一歩目の足を置く場所が見えにくいが、一歩目を置ければ横につたって行くだけだ。

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    カニのヨコバイを過ぎ、長ーい梯子を降りて行く。しかし、こんな長い梯子よくこんなところに持ってきたものだ。

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    天気が下り坂なのか、だんだんと雲が下から湧きだしてきて、下界は完全に雲の下である。

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    鎖場・ガレ場が連続し、気を抜けば滑落間違いないので、前剣と一服剣を登り返しつつ、慎重に下って行く。

    14:40 2439m 剣山荘に到着し、小休止。ここからゆるい登り返しであるが、鎖場・ガレ場を慎重に通過し疲れ切った体には結構こたえる。最終バスに間に合わなければ、室堂あたりで宿泊になり、明日は朝から会社に出れなくなってしまうことになるので、必死になって登って行く。

    15:34 2751m 剣御前小屋に到着。ここからは小走りで雷鳥沢の斜面を下って行く。

    16:47 ミクリガ池を登り返し、室堂に到着した。最終の一本前の17:00のバスに乗れそうだ。何とか間に合ったので、WNさんとガッチリ握手である。

    18:02 バスとケーブルカーに乗り、立山駅に到着。

    日帰り入浴して帰りたかったので、駅の係員さんに温泉施設を聞き、近くの厚生年金施設のウェルサンピア立山に立ち寄った。これがなかなか立派な施設なので、びっくりである。

    室堂から剣岳は7~8時間程度でピストンできると考えていたが、鎖場・ガレ場の連続だったため、時間の短縮ができず、9時間かかってしまった。少しでもアクシデントがあれば、最終バスに間に合わなかったので、日帰りとはいえ少し反省すべきであった。結果的には、天候もよく、ケガもなく、気持ちのいい日帰り山行であった。

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    大量遭難

    2009-07-17

    北海道大雪山系で悲しい遭難事故が起こってしまった。それも10人という犠牲者の多さである。梅雨明けが続いていれば、明日から光岳・聖岳縦走であったが、梅雨に逆戻りし天候不順であるし、このような事故もあり、強行すれば単なる無謀であるので中止とした。

    風速20mの風が吹いていたとのことだが、20mというと何かにつかまっていかないと歩けない風だ。その中を歩くというのはかなりの体力消耗のはずだ。また、風速1mで体感温度は1℃下がるということなので、気温は8℃だったことから、体感温度は氷点下に近かったとことだろう。正式発表ではなく憶測であるが、今回の大量遭難は強風による体力消耗→低温による低体温症→動けなくなり風に吹かれ疲労凍死、という経過をたどっているのだろう。暑くて熱射病気味の場合は、水分をとり日陰で横になっていれば回復するが、寒い場合はじっとして風で体温を奪われると余計に体力が消耗してしまう。暑さよりも寒さのほうが体力の消耗度合は激しいと聞いたことがある。

    これから夏山シーズンで、日中は防寒着など不要と考えてしまいがちだが、100m標高があがると気温0.6℃下がるので、3000m級であれば平地より18℃低いことになり、平地で33℃だと3000mでは15℃である。15℃というと、じっとしているとかなり凍えてくる温度である。

    最近は北アルプスなど3000m級を走ることも多く、軽量化のためにフリース・レインウェアなどの防寒具やツェルトやロープなどの避難装備を省きたいという思いもあったが、やはり持っていくべき道具であると痛感した。

    警察、ツアー会社、マスコミには、登山者への注意喚起・啓蒙のためにも、今回の事故原因を徹底調査し開示を期待するものである。

    あらためて、犠牲者のご冥福をお祈りいたします。

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    長野梅雨明け

    2009-07-15

    長野は14日に梅雨明け宣言がでた。15日朝は夏の独特の朝の風が感じられ、梅雨が明けたんだーと感慨深い。

    山を始める前は梅雨明けなんて気にしたことがなかったが、山をやりだしてから梅雨明けがなんと待ち遠しいことか。というのも、梅雨の間は晴れ予報でも山はすっきり晴れないので、雨が降らないまでもガスの中での山頂到達で景色が楽しめず、単なるピークハントに終わることが多かったからだ。

    「梅雨明け10日」という言葉があるが、梅雨が明けてから10日間は天候が安定し、夕立ちも少なく、登山には最もいい時期である。7月18-19日は同僚3人で1泊2日で南アルプスの光岳と聖岳を計画していたので、梅雨が明けるかどうか心配していたが、いいタイミングである。

    今回の光岳と聖岳は、完全に百名山狙いである。特に光岳は奥深いため、多くの百名山ハンターは最後に残してしまう山らしいので、元気なうちに登ってしまおうということで、老いとの戦い真っ最中の40代後半の男性3人で行くことになった。せっかく標高を稼ぐのだから、ついでに聖岳も登っちゃえという具合である。通常2泊3日コースであるが、軽量トレランスタイルで行けば、1泊2日で可能なコースである。

    トレランで体力もついたし、沢登りと登攀道具もだいたい揃ったし、ETC割引で高速道路も安く遠くまで行っても財布には優しいので、今年の夏の登山はあちこち楽しめそうだ。

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    白馬三山周回:雪渓怖い

    2009-07-11

    8月上旬にトレラン仲間と白馬三山周回を計画しているが、私が行ったのは15年も前なので、いつか下見に行かなくては、と思っていた。天気予報では今日は天気がよくなるようなので、本日行くことにした。

    15年前の夏の白馬岳は、私の北アルプス登山デビューの山である。その時は埼玉に住んでいたので、夏に休暇をとって、家内と一緒に、白馬のペンションで一泊、白馬山荘に一泊、鑓温泉に一泊と3泊4日ののんびりツアーであった。それを一日で周るのだから自分でも驚きである。

    6:18 1239m 猿倉に車を置いて出発。林道をガシガシ歩いていく。

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    6:50 1552m 白馬尻小屋に到着。これから雪渓だ。

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    軽アイゼンをつけて雪渓を登って行く。

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    あれ、いやに滑るなー。15年前はもっとシンプルな軽アイゼンだったが、こんなに滑った記憶がない。どうも最近のトレランで、爪先で登る癖がついたせいか、土踏まずの軽アイゼンが雪に食い込んでいないようだ。スピードは犠牲にして、ベタッと雪面に足を置くようにした。

    雪渓にはガスが濃くても変なところに迷いこまないよう、赤いベニガラが撒いてあり、それを頼りに進んでいく。ときおり、両脇の山からガラガラと岩が落ちてくる音が聞こえる。雪渓の中央あたりにも人の体ほどもある大石がゴロゴロしている。こんなのに直撃されたらひとたまりもないので、雪渓上は落ち着いて休憩できない。ひたすら前を見ながら登る。

    8:00 2221m やっと岩が落ちてこない葱平(ねぶかっぴら)に到着。ここからはアイゼンをはずし、稜線をめざす。

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    稜線直下の白馬頂上小屋はまだ小屋開きしていない。このあたりは花がいっぱい咲いている。稜線にでると、風が強い。風速6-7mだろうか。温度は10℃くらいなので、慌ててジャケットを着込む。

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    白馬岳直下の巨大山小屋の白馬山荘は営業しているようだ。

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    9:36 2933m 白馬岳頂上に到着。晴れの予報であったが、ガスで何も見えない。数分いたら凍えてきたので、体を温めるために下りで走り出す。

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    ここから白馬三山を巡るのだが、ガスで何も見えないうえに富山側から強風だ。場所によっては風速10mは越えているだろうか。下から押し上げる風でときどき体がふわっと浮き上がる。

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    晴れていれば気持ちいい稜線だが、とんでもない修行状態だ。こんなところで動けなくなったら1時間と持たないぞ。早く稜線から降りたーい。

    こんな日はこの稜線には誰もいないかと思ったが、稜線上で一人の青年に追いついた。話かけると岡谷から来たとのこと。下りは私のほうが早いが、登りは彼のほうが早く、稜線のいくつかあるアップダウンで抜きつ抜かれつ進んでいく。

    11:11 2751m 鑓温泉への分岐で稜線から長野側に下る。やっと寒い強風から逃れることができた。

    下って行くと、雷鳥のつがいがいた。オスは「グーガー」といかにも鳥っぽい鳴き声だが、メスのほうは人間の熟年妻の生返事みたいな「ハーン」とか「フーン」という声をだしている。

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    ザレた斜面を下っていくと、30度くらいの雪渓を下らなければならない場所にでた。アイゼンを装着していると、岡谷の青年が「キャホホー」と奇声を上げながら、立ったまま滑って行くではないか(いわゆるグリセード)。手をぐるぐる回しながら、こけそうでこけない。私が山スキーをやっている話をしていたので、彼は「スキーやっているなら、できますよー」と言ったので、『ちょっと違うんじゃ?』と思いながらもやってみた。しかし、数メートルで尻もちをつき、そのままシリセード(お尻で滑って行くこと)になってしまった。30度くらいだと、どんどんスピードがつき、そのまま谷に滑落しそうだったので、慌ててストックで制動をかけた。うー、恐ろしい。

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    雪渓を過ぎると、今度は鎖場の連続である。しっかりとした鎖ではあるが、沢と交錯しているので、手が濡れてしまい、鎖がやたらと滑り、ひやひやもんだ。

    鎖場を過ぎると、雪渓の下に鑓温泉小屋が見えてきた。しかし、鑓温泉小屋に通じる道は雪渓が崩落しており、進むことができない。崖をおり、雪渓に這い上がろうとしたが、足場がなく無理であった。このとき足を滑らし、あやうく雪渓の下に吸い込まれるところだった。オー怖い。

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    しょうがなく、登山道を少し上に戻り、軽アイゼンをつけ30度くらいある雪渓に降り、平坦になるところまで雪渓を下り、再び登山道に這い上がった。ふと足を見ると、左足の軽アイゼンがなくなっている。いつのまにか途中ではずれたようだ。この先片足アイゼンなのは、ちょっと心配だが、滑りそうな雪渓に危険を冒してまで、探しにいく気力はない。

    12:51 2000m 鑓温泉小屋に到着するが、まだ営業はしていない。小屋番の青年と話をすると、この先に大崩落個所があるので気をつけてくださいとのこと。『えー、出発地点の猿倉の登山指導所で聞いておくべきだったー。』後の祭りである。

    戻るには鑓温泉小屋直下の雪渓を下らなければならない。アイゼンは片方しかないので、アイゼンなしで雪渓を歩き始めた。斜度も緩めだし、だいぶ慣れてきたせいか、岡谷の青年ほどうまくはないが、滑りながら歩いて行く。

    崩落個所を横切る。滑ることはないが、自分の足元から岩がガラガラと崩れ落ちていく。

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    崩落個所を過ぎ、最後の雪渓を渡り切ると、小日向のコルに向かう登山道が始まる。やっと危険個所を脱出し一安心である。振り返ると、すっかり稜線のガスがとれ、杓子岳と鑓岳が見える。

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    14:18 1821m 小日向のコルに着くと白馬岳が見える。今稜線に居れば景色がいいんだろーなー。

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    小日向のコルからは展望の利かない樹林帯を下って行く。いろんな花が咲いているので少しは気が紛れる。

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    15:09 1239m どんどん下り、猿倉荘に到着。

    当初計画では、7.5時間くらいを予想していたが、9時間かかってしまった。15年前来たときより、鑓温泉小屋前後の道が記憶以上に悪く、かなり手間取ってしまった。例年と比べ降雨が少ないために雪渓がかなり残っているらしい。久々に命の危険を感じる登山だった。
    トレラン仲間には山の初心者が多いので、危険が多くて連れてこれるか心配だ。コースを再考しなくっちゃ。

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    ヤマヤから見たヤマヤとランナーの違い

    2009-07-09

    トレランをやりだしてから、もともとマラソンだけをやっている方と話す機会が増えた。

    「登山」と「マラソン」。やっていない人から見ると、どちらもドMな趣味ではあるが、ヤマヤとランナーではかなり違う。そんな違いを私の独断と偏見で分析してみた。

     

    コースの尺度

    高社山登山マラソンでのそれぞれの感想。
    ヤマヤ:「累積標高差1000mは大したことないけど、ダラダラのゲレンデが長かったなー。」
    ランナー:「距離は10kmで短かったけど、山頂直下の急坂は長かったなー。」
    ヤマヤはコースを標高差で把握し、ランナーは距離で把握する。それと慣れない箇所は辛く感じる。

    ヤマヤ:エイドステーションがあっても水は自分で背負う。
    ランナー:山の中でもエイドステーションを探す。(そんなことはないか)

     

    お腹の脂肪

    ヤマヤ:「これは柔らかい筋肉だ!」と言い張る。
    ランナー:「これは皮だ!」と言い張る。

     

    行動中のごちそう

    ヤマヤ:テントでのインスタントラーメンや魚肉ソーセージが一番のごちそう。
    ランナー:エイドステーションのうどんやバナナが一番のごちそう。

     

    登山やレース中に考えていること

    ヤマヤ:『早く下山して、温泉に入って、ビール飲んで、うまいもの食べたーい』
    ランナー:『早くレース終わらせて、風呂に入って、ビール飲んで、うまいもの食べたーい』

     

    苦しさ自慢

    ヤマヤ:「この前のxx山での山スキーでは、アイスバーンで滑落して捻挫したけど、下まで滑ってきてねー。」
    ランナー:「この前の100kmxxレースでは、足攣ったけど、足をひきずりながら完走してねー。」

     

    あれ?結局たいした差はなさそうかな?

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    空木岳:ひたすらピストン

    2009-07-05

    7月4日に予定していた山岳会の槍ヶ岳日帰りは天候不順ということで中止になってしまった。意気込んでいただけにちょっと残念。しょうがなく4日は飯縄山をピストンしたものの物足りない。ふと急に、中央アルプスの日本百名山の空木岳(うつぎだけ)ピストンを思い立った。

    いろいろ調べると、林道を登り詰めた駐車場から行けば、標準コースタイムで往復9.5時間くらいのようだ。走ればだいたいどこでも標準コースタイムの6割程度の時間で行けるので6時間前後で行けそうだ。

    移動に数時間かかるので、5日は3時起床だ。前日4日は早々に21時くらいに就寝した。こんな時間にはとても寝られないので睡眠誘導ホルモンのメラトニンを飲んで布団にもぐりこんだ。5日3時に起きると、あたりまえだが外は真っ暗だ。朝食(夜食?)を少し食べ、駒ヶ根を目指し出発だ。

    空木岳への登山道の入り口となる林道末端の駐車場に行くには、まずその林道に行かなければならない。駒ヶ根高原スキー場の近くに「古城公園」を示す看板が林道の入り口という情報をインターネットで得ていた。事前に周囲の地図を印刷しておいたので、「古城公園」を示す看板があっさり見つかり、進んでいく。林道はやがてかなり荒れた未舗装の道になる。車高の低い車は下をぶつけてしまうだろう。

    6:40 1364m 駐車場は20台くらい駐車できるが、すでに半分以上埋まっている。7月下旬の夏山シーズンはすぐにいっぱいだろう。さあ支度をして出発だ。

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    笹薮がきれいに刈られた気持ちいい登山道をゆっくり走って行く。途中より少し斜度が増したので、歩きに変える。

    7:15 1751m 水場に到着。冷たくおいしい水がジャブジャブでている。

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    登山道は尾根筋を通らずに尾根のすぐ下を巻くように道がつながっている。おそらく尾根はアップダウンが激しいのだろう。

    8:12 2218m 大地獄、小地獄と呼ばれる場所にさしかかった。下の看板をみると、戸隠山の蟻の戸渡りみたいなのを想像してしまった。

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    しかし、かなり丈夫でしっかりした橋やら5-6段の金属製のしっかりした梯子がかかっており、それらをすり抜けて滑落するほうが難しいくらいだ。でも、何もない昔は地名通り「地獄」だったんだろうなー。

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    大地獄・小地獄を抜けると、背丈程度の灌木の生えた尾根筋となる。

    8:33 2534m 灌木帯を抜けるとハイマツ帯になり、空木岳が目の前に現れる。頂上は残念ながらガスの中だ。ここまでは樹林帯で景色がよくなかったので、ガシガシとひたすら登ってきたが、ここからはゆっくり気持のいい稜線歩きだ。

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    オブジェのような「駒岩」だ。近くまで行ってみたら、簡単に登れそうであった。

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    花もいろいろ咲いている。でも花の名前はよく分らないので、帰ってから図鑑で調べた。間違っていたら、ご指摘ください。

    シャクナゲ

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    ミネズオウ

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    イワカガミ

     

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    100mほど下の雪解け水が豊富な沢のそばに避難小屋がある、

     

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    稜線上には山頂から100mほど下にヒュッテがあるが、まだ小屋開きはしていないようだ。

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    10:06 2863m 空木岳頂上に到着。

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    温度は12度くらいで、風も強く、ガスで太陽が遮られているので、寒い。早々にヒュッテまで降り、ヒュッテのテラスで食事をしながら景色を眺めのんびり過ごす。日本百名山なのでハイシーズンは人が多いのだろうけど、この梅雨の合間は、ときおり登山者が来る程度で静かだ。

    10:23 2786m 10分ほど休憩し、出発だ。山奥なので、ケガしないよう無理をせずに下って行く。駐車場をほぼ同時刻に出た登山者と帰りがけに会うと、「足速いですねー」とか「すごいねー」とか、褒められちょっといい気分だ。

    気分よく走っていると、大地獄・小地獄にさしかかる手前でスリップし、あやうく60度の斜面を滑り落ちるところだった。大地獄・小地獄に行く前の警告だろうか。大地獄・小地獄は梯子や手すりがしっかりしているが、滑落するとまず助からないので、慎重に通過する。

    また、走りやすく安全な場所にでた。今日のザックには、着替え、ロープ、トランシーバ、予備食など緊急対応の持ち物が多く入っており、普段のトレランのときより重いので、ゆっくりペースで走って行く。途中、水場で喉をうるおした。生き返るー。

    12:30 駐車場に到着。

    1年前までは、空木岳は1泊2日の山と思い込んで、足が向かなかったが、走ることで6時間弱の半日の山となった。しかし、今回はザックが重く、足にこたえた。ザックの中身をもう少し軽くすれば楽だろうが、いざというときを考えるとそういうわけにもいかないかな。

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