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    瑞牆山クライミング

    2017-05-28

    瑞牆山へは長野市からは2時間以上かかり高速代も結構かかるため、15年くらい前にピークハントで行った以来なかなか行く機会がなかったが、所属山岳会「アスターク同人」のSさんがキャンプ前泊でクライミングを企画し、Mさん、Fさん、私の4人が行くこととなった。

    5月27日の夜に3名と長野ICで待ち合わせ、21時半ごろに瑞牆山のキャンプ場に到着した。車の乗り入れが可能なフリーのテントサイトはそれほど混んでいないようだが、夜で暗く状況が分からないため、テントサイトの出入り口付近に車を停めてから、テントを張り夜の宴会を始める。DSCF2001_800

    焼肉とおぶっこ汁を食べ、アルコールはそこそこにして、テントに潜り込み、眠りに就いた。

    5月28日朝、明るくなりテントを這い出して外を見てみると、昨日は暗くてよくわからなかったが、芝生の美しいテントサイトだ。瑞牆山には雲がかかりすっきりしない天気だが、カッコウが鳴いており、いかにも高原の夏の朝という感じで気持ちがいい。DSCF2003_800

    みんなで朝食を食べテントを撤収し、6:30にキャンプ場から端牆山の西方の十一面岩を目指し、ルート図集のエリア概念図と地図を見ながら登山道を進んでいく。しかし、行けども行けども十一面岩らしき場所に当たらない。かなり進んでから、道を間違えていることに気がついた。本来の目的地に行くべく、尾根をひとつ回り込み、十一面岩につながる谷筋に入り、ガレ場を登っていくと、大きな岸壁がそびえたっているのが見えてきた。十一面岩左岩稜末端壁に着いたようだ。

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    壁の基部まで行くと、二人ほど壁にとりついており、前傾クラックをジャミングしながら登っていた。当初登る予定だった「調和の幻想」ルートに行ってみるが、私自身の今のクライミング力では到底登ることができるようなルートではない。ここは見学と割り切り、隣のルートをすでにとりついているクライマーを5分ほど見ていたが、2ピッチ目を行くわけではなく1ピッチ目の終了点で終わりにし、数人で交代しているようだ。自分自身に登る能力があれば、上まで行きたいと思うルートなので、もったいないと感じてしまう。

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    末端壁を後にし、ガレ場をさらに30分ほど登り、十一面岩の正面壁に到着する。コンサートホールのステージのような大きな洞穴である「燕返しの大洞穴」の左右からすでに数パーティがとりついて登っている。

    私たちはどこを登ろうかと思案した結果、出だしの数ピッチが簡単そうな「錦秋カナトコ」ルートを登ることとなった。まずは私がリードで登ることになった。出だしはフレークをアンダーで登る。しかし、とりついてみると、フレークを使った登りは慣れてないことと、前日の同僚との山行の疲れもあり、苦戦する。おまけに大きくせり出したフレークの板はかすかに動き、挟んだカムを信用できないのでA0も危ない。じたばたしているうちに消耗してしまった。

    ここでMさんにトップで登ってもらい、私とFさんがセカンドで登ることとなった。

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    Mさんはそれほど苦もなく2p目まで登っていき、セカンドで私が最初に登り始める。何とかフレークを乗り越せたとところでよく見るとFさん側のザイルがからみ、それ以上登れない状態となってしまった。再び降りてザイルのからみを直し、再度フレークを登っていく。私が1p目登ったところで次にFさんが登る。上からよく見えなかったが、私同様フレークには苦戦しているようだったがクリアーできたようだ。再び私が登りだし2p目の手前が急なスラブとなっている。セカンドなので安心感はあるが、スラブも慣れていないせいでなかなか一歩が踏み出せない。なんとか登り切り、2p目の支点に到着する。Fさんはスラブにはそれほど苦労せずに登ってきた。この時点で時刻は14時となり下山する時間となったため、ここでクライミングを打ち切り、懸垂下降して下る。

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    荷物をまとめ下山を開始し、末端壁を下り樹林帯に入ると、下のキャンプ場あたりから救急車のサイレンの音が聞こえてきた。しばらくすると、ヘリコプターが飛んできて、上空をホバリングしながら拡声器で何度も「怪我人の居場所を合図してください」と呼びかけながら、過ぎ去っていった。(下山してからインターネットで検索してみると、周辺でクライマーが滑落して意識不明となったようである。)

    13:30くらいに駐車場の手前の広い芝生広場に着いて、後ろを振り返ると、広場周辺のツツジの向こう側に晴れ渡った空のもと十一面岩がそそり立ち、美しい風景が広がっていた。

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    その後、駐車場に着き荷物を整理し帰途に就いた。

    道迷いで少々時間をロスしてしまったが、その反面歩き回ったことで端牆山全体の様子が把握できた。気持ちのいいキャンプ場で数日間滞在して、クライミングすることができれば、贅沢この上ない環境だ。とはいえ、今の実力では登れるルートは少ない。クラックやスラブの技術を身につけ、ある程度登れる場所ができてから、再び訪れたいものである。

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    新潟県下越クライミング旅行

    2016-11-06

    今年は夏から秋にかけ天候不良が続き、まともにアルパインクライミングができていないまま、晩秋を迎えてしまった。もう標高の高いエリアでのクライミングは寒くて辛いし、長らくまともに登っていないので技量も後退しているので、標高が低く寒くなくグレードのあまり高くない岩場を探していたら、「日本100岩場」掲載の新潟県新発田市の杉滝岩がⅢ級~5.10bくらいでちょうどよさそうであった。所属山岳会で募ったところ、私、M田さん、F川さん、M木さん、私の知人T島さんの5名とで行くこととなった。

    当初は岩場の近くの無料のキャンプ場でテント泊の予定であったが、F川さんが岩場近くの公民館に1人1泊300円で宿泊できるという情報を得てくれたので、そこで止まることとした。

    11月5日

    長野からは私とT島さんは朝6:30に出発し、M田さんとF川さんと上越高田ICで8:00に落ち合う。M木さんは新潟市に単身赴任中なので、杉滝岩現地で落ち合う予定だ。上越高田ICから高速で新発田市街まで行き、郊外のイオンで昼食を調達してから、赤谷方面に40分ほど入ると公民館に到着する。集落の区長さんから鍵を借り受け公民館に入ると、女性のF川さんとT島さんは「カメムシ臭い!」と言い始めた。男性の私とM田さんは気にならなかったので、女性のほうがカメムシ臭に敏感なのだろうか。中に入ってみると、あちこちにカメムシが張り付いており、駆除が大変そうだ。お風呂はないが、ストーブがある10畳の和室、食器や調理器具がある広い調理室があり、カメムシさえいなければ快適に過ごせそうだ。布団はないのでシュラフ持参である。

    M木さんと12:00に杉滝岩で落ち合うことになっていたので昼食を杉滝岩でとることにして公民館を出発する。行く途中に景勝清水という湧き水があったので水筒につめていく。

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    12:00前に杉滝岩に着くとM木さんがすでに到着していた。

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    高さ50m強の岩場のふもとには東屋が2棟建てられている。道路わきに車を停め、早速東屋に行ってみると、テントウムシが大量発生し飛び交っており、太陽を浴び暖かくなった岩にも大量に張り付いている。少しその中で立ち止まると、あっというまに体中テントウムシだらけになってしまう。

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    このテントウムシだらけの状況の中で登るかと思うと、やる気も失せそうになってしまったが、トポ図と岩を見比べながら、気持ちを奮い立たせる。買ってきた弁当をほおばるが、テントウムシも一緒に食べてしまいそうだ。

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    食事後、私リードとT島さんフォローでBフェースの「大洋盛」Ⅳ級を登る。ホールドはあまりないがフリクションが利くのでフットホールドをしっかり拾って登っていく。最後の1手がハングしており、久しぶりの生岩で思い切った動きができないので、アブミで登りきる。セカンドT島さんも初めてのアブミにとまどいながらも登りきった。

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    お次はAフェースの正面スラブ無名ルートⅣ級を登る。あまりスラブには慣れていないので、どこまでフリクションが利くか不安もあり、かなりドキドキしながら登っていく。ピンに着くたびにホッとするが、徐々にスラブの傾斜が強くなり、登っても登っても気持ちに余裕がでない。セカンドT島さんは何度も「落ちるかもー!」と言いつつも落ちることなく確実に登ってきた。

    そうこうしているうちに夕闇が迫り始め、本日最後の一本ということで短めのCフェース無名ルートⅣ級を登る。セカンドT島さんも登り懸垂下降し下に降りた時には、16時を過ぎ薄暗くなったので、杉滝岩を引き揚げる。

    それほど汗はかいていないが、夕飯の前に温泉だ。山を下り再び平野部に向かい、月岡温泉の共同浴場に行く。湯の色がきれいなエメラルドグリーンにまずびっくり。弱アルカリ性で肌もつるつるだ。

    夕飯は、スマホで検索して、ラーメン店「のろし」へ行く。厚いチャーシュー、たっぷりのモヤシ、太い麺で満腹だ。

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    食事後、明日用事があるM木さんと別れ、おつまみと朝食をイオンで調達し、赤谷の公民館に戻る。公民館に入るとまずはカメムシとの闘いである。壁・天井に張り付いたカメムシをホウキで落とし、チリトリで集め、外に放り出す。和室でM田さんの持ってきたワインでプチ宴会を始めてから1時間もするとどこからともなくカメムシが現れ、再びホウキとチリトリで退治である。そうこうしているうちに22時になり、マットを敷きシュラフにくるまり就寝する。

    11月6日

    未明、雨のザーザー降る音で目を覚ます。かなり降っているようで、この分だと岩場は濡れてしまい、クライミングは無理そうだ。ウトウトしながら、どこで何しようかを考えるうちに再び眠りに落ちる。

    周囲も白みはじめて目が覚め、時計を見ると6:30だ。ほかのメンバーも起きだした。外はもう雨は降っていないもの、岩場は濡れてしまっているので、今日はどうしようかという相談をする。当初より、城マニアの私のわがままで新発田城へ行き、近くの一心寿司で寿司を食べることにしていた。F川さんの提案で、三条の登山ショップ・ウエストに併設されたクライミングウォールがかなりの高さらしいので、行ってみることになった。

    朝ごはんは、ベーコンエッグとサラダを私がつくり、T島さんがフレーバーコーヒーを入れ、各自持参のおにぎりやパンを食べる。

    9時に公民館を出発し、市街に到着し新発田城をゆっくり見学する。規模は小さいが、三層の真っ白な櫓と堀の水と紅葉が美しい。

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    一心寿司でエビみそ汁と旬ネタ10貫にぎりをいただく。いいネタで脂がのっており大満足だ。

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    その後、一般道を1.5時間ほど走り三条のウエストに到着する。ウォールの高さは12m以上はあるだろうか。そこで1時間ほど遊び、帰途についた。

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    2日間で、生岩・温泉・ラーメン・城・人工壁をツアー旅行並みのスケジュールで回ったが、なかなか充実感があった。クライミングを交えたプチ旅行というのは、山岳会らしくてこれはこれで楽しいものだ。

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    くのいち

    2016-06-11

    本日ちょっとした進歩があったので、他の人にはどうでもいい個人的な記録です。

    クライミングを始めて5-6年が経つが、ルートグレード的には一向に向上していない。グレードを上げようと努力をしているわけではないので当然である。クライミングジムでは5.10c、外岩では5.9が限度だ。長野市郊外の物見の岩には練習のため何度か足を運んでいるのだが、Ⅵ-(デシマルグレード5.9)の「くのいち」がなかなか登れない。少しかぶり気味の初めの2手ほどがどうしても克服できず、壁からはがされてしまう。「いつか登れるだろう」とそれほど努力しないまま、5-6年経ってしまっていた。

    そんな中、先週「くのいち」クライミングの夢を見た。わずかな岩の突起を右手で掴んでぶら下がり、これまたわずかなくぼみに左足をかけ、体の全体の反動で伸びあがり、右手で次のガバをとる。そこで再びぶら下がり、再び反動をつけて左手で次のホールドをとり、夢の中で難しい最初の2手を登ってしまった。

    「おお!これは正夢か!」ということで、早速試すために、一人で「物見の岩」に朝8:00に行ってみた。まだ誰もおらず貸し切り状態だ。「くのいち」上部に登り、ロープを垂らし、懸垂下降で降り、アッセンダをハーネスのビレイループに取りつけ、登り始める。

    最初の1手は夢で見たとおり、簡単に登れた。次の2手目は、夢で見たとおりに伸びあがっても届きそうもないので、できるだけ左足を高いステップに持っていき、右手をひきつけながら左足で伸びあがり、届くことができた。そのあとは難なく完登できた。

    厳密には自分でヌンチャクをかけながら登ったわけではないので、ルートグレードどおりではないのだが、今までどうやっても登れなかったので、とても嬉しい結果となった。

    脳のニューロンは寝ている間に伸びて神経細胞の情報伝達網を広げてくれるという。「いつか登りたい」という気持ち、他の人が登った様子の記憶、クライマーに必要な運動能力が少し向上したこと、これが夜寝ている間につながり、「登れる夢を見る」ということになり、現実で登ることができたのだろう。

    終了点で達成感に浸っていると、所属山岳会のWさんと知人のJさんもクライミングしにやってきた。(写真はお二人がAルートを登る様子)

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    お二人としばらく世間話をし、「くのいち」を登ったことを話した。その後、もう一回「くのいち」にトライしたが、なぜか力尽きて登ることができなかった。これじゃ、本当に登ったのか疑われちゃうよ。ジタバタしても往生際が悪いので撤収。寝ている間に回復することに期待だ。

    登れたのは、実は白日夢なんてオチではないので、悪しからず。

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    クライミングトレーニングとチーズフォンデュ

    2016-06-04

    今日は所属山岳会アスターク同人で長野市郊外「謙信物見の岩」でのクライミングトレーニングであり、私を含め会員4名と知人で初心者のTさんと私の同僚であるSさんが参加だ。Sさんは全くのアルパインクライミングの経験がないので講習も兼ねてトレーニングを行う。

    会員2名でアルパインクライミングシステムのデモを行ったあと、SさんとTさんとでⅢ級の岩場で登り下りの練習だ。2人とも山慣れているせいか、腰が引けることもなくスムーズに登り下りを行う。

    次に、私がリードで2人はフォローで、Ⅲ+級の岩場をクライミングと懸垂下降をしてもらった。Sさんは飲み込みがよく、懸垂下降も無難にこなしていく。

    そうこうしているうちにランチタイムとなる。今日のお昼はみんなでチーズフォンデュ。今日はどちらかというと、ランチタイムがメインだ。

    フライパンに白ワインを入れて熱し、とろけるチーズを入れる。フランスパンや野菜は一口サイズに切っておく。野菜は、アスパラガス、ブロッコリー、ニンジン、エリンギだ。少し熱を通っていたほうがいいので、先に野菜はフライパンに放り込んでおく。肉っ気も欲しかったので、皮がパリッとした食感のあるソーセージも用意した。

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    1時間ほどのんびりと世間話しながらランチタイムを過ごす。少々量が多かったせいか満腹である。おまけに白ワインのアルコールが飛びきってなかったせいか、下戸の私は少々酔ってしまった。

    こんな状態で昼からTさんと二人でクライミングを行ったが、グダグダな登りになってしまった。

    とりあえず、みんなで記念写真。

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    Sさんは事情があり、すぐには本格的にアルパインクライミングを始められないようだが、なかなかいい動きをしていたので、状況が整えばアルパインを本格的に始めてほしいものだ。

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    新版日本の岩場

    2016-04-18

    昔の白山書房「日本の岩場」は図書館や所属山岳会の先輩の所持品でちょくちょく目にしたことがあり、数年前からアルパインクライミングに目覚めた私は、かねてより手に入れたいと思っていたが、絶版となっており中古市場にもほとんど出回っていなかった。そんな折、昨年に新版の上巻が発売され、今年その下巻が発売された。復刻版というわけではなく、現在の岩や支点の状態や人気度から各ルートの再評価がなされている。

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    自分自身はもう歳なので、アルパインクライミングに新たな1ページを加えるなんてとてもできないので、先達が開拓したルート、それもグレードの低いルートを後追いするぐらいしかできない。しかし、多くの先人が登っていようと、自分にとっては初めての場所であり、登り切ったときの感動はそれなりに大きい。また、それぞれ開拓されたルートには、開拓した人の『何としてでもこの岩壁を登るんだ』という思いが詰まっており、それを後追いすることでその思いを共有できる。

    人間の能力の限界を使いつくし、あらゆるルートが開拓されてしまった現在、我々はそれを後追いすることぐらいしかできない。そういう点では、アルパインクライミングで開拓されたルートは先鋭的なスポーツの場所というより、継承していき多くの人が楽しむべき「文化」だと、私は思っている。先人が創造した音楽や文学を楽しむように、先人の残したアルパインルートを楽しんでいきたい。

    なんて小難しいことは抜きにして、読んでいると、行きたくなってウズウズしてしまう!

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