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    島根・鳥取ツアー

    2017-03-11

    勤務先では制度として年に1度5日間連続で休暇を取得することになっている。この1年多忙だったためなかなか取得できす、年度末の3月にとることになってしまった。とりあえず仕事が比較的たてこまなさそうな3月6日から10日まで取得することにしたのだが、何か計画をしているわけではないし、家族や友人が同じ期間休暇をとれるわけではない。家でぶらぶらしているのはもったいないので遠出をすることにした。

    さて、どこにしようかと思案した。できれば、以下の条件を満たすところがいい。

    • 百名山に登る。できれば山スキーで。
    • 行ったことがない都道府県に行く。ちなみに高知、島根、鳥取のみ。
    • 天候不順の場合、観光ができるところ。城マニアとしては城があるところ。

    いろいろ考えた結果、次の計画となった。島根で国宝松江城に行き国宝5城制覇、ついでに出雲大社。鳥取で大山に登り、ついでに鳥取砂丘見学。宿泊代がもったいないので車中泊。平日なので高速道路の休日割引が適用されないので、深夜割引が適用される時間帯(0時から4時)に長距離移動をする。

    3月9日

    まずは島根の出雲大社へ向かう。高速道路の深夜割引を適用させるため、未明3時に自宅を出発し、3時半に高速道路に入る。夜はあけていないし、雪も降りだし、運転条件は最悪だし、少々寝不足で体調が悪いままの運転だ。岐阜県に入るあたりでやっと夜が明け始め、太陽の日を浴びると元気がでてきた。大阪付近で少し渋滞になった以外はスムーズに車を走らせ、13時に出雲大社に到着する。

    それほど動いていないので、さしてお腹は空いていないが、とりあえずお昼を食べることにした。出雲そばが軽くてよさそうなので、スマホでググって、出雲大社近くの「千鳥そば」に行った。平日のお昼過ぎだったのでお客は私一人。特製三段を注文する。歳をとるごとに、カレー大盛とか焼肉バイキングというような同じものを大量に食べることができない。こんな風にそばをいろいろな味付けで楽しめ、おやつ感覚で食べることができる。

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    お店で近くて出雲大社正面のお奨めの無料駐車場を教えてもらい、そこに車を停め、出雲大社を見に行く。参道が石畳で敷き詰められ、その両脇にお土産店や名品店が立ち並び、大社の鳥居に近づくにつれ坂道が上がっている。あれ、なんか見たことがある風景。そうだ!善光寺の門前と同じである。門前プロデュース会社があって、あちこちで展開しているかと思わせるほど雰囲気がよく似ている。

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    信心がない(というより宗教嫌いの)私ではあるが、参拝のお作法にのっとり、出雲大社本殿前で二礼二拍一礼をする。参拝したあとで横の看板をみると、出雲大社では二礼四拍一礼らしい。宗教嫌いにはあまり関係はないが、何となく失礼であったと思うのは日本人たる所以か。

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    つぎに城マニアである私の一番の目的である2年前に国宝になったばかりの松江城を目指す。本丸と天守閣の一部が工事中で景観としては今一つではあったが、天守閣に登れば、松江市内が一望でき、お殿様気分ではある。

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    今晩は車中泊である。夕暮れになり、車中泊の場所として、境港市の海沿いの公園が静かで近くに温泉やスーパーや回転すしもあり便利そうなので、そこに行ってみた。にぎやかな海に面したモールを想像していたが、ほとんど空き地で殺風景な上に、雪が降りだし海沿いの強風に吹かれ、寒々とした感じになってきた。こんなとこに一晩いたら気が滅入りそうなので、スマホで検索して、米子市の街中に近い道の駅に変更することにした。

    米子市に入ったところで、少し高めの回転すし店「北海道」で食事をし、近くの皆生温泉の日帰り施設「OUランド」で入浴した。その後、道の駅「あらエッサ」に移動し、静かな奥の駐車場に車を停め、荷室に長座布団を敷き、シュラフにくるまる。外は少し雪は降っているが、満腹で弱めの塩泉でポカポカして、ぐっすりと眠りについた。

    3月10日

    朝4時ごろ雨の音で目が覚めた。今日は鳥取の大山に登頂する予定なので、少々がっくりである。再び眠り、起床予定の5時に起きて、空を見上げると星がでている。やったー!晴れた!と思い、道の駅のトイレで身支度をして、車に戻ると、星空があっという間に曇ってしまっていた。今日は天気が不安定なようだ。米子市内の吉野家で朝食をとり、とりあえず、大山の麓の登山口である下山(しもやま)キャンプ場に向かう。

    下山キャンプ場登山口に近づくほどに、天気は悪くなり、登山口に着いてみると、風が強く吹雪いており、稜線は森林限界より上はガスで真っ白でまったく何も見えない。しばらく登山口近くのモンベルの駐車場で行くかどうか迷っていたが、天候が悪すぎるし、初めての山で様子は分からないし、単独でもあるので、無理はせず登頂は断念することにした。

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    近くのスキー場で遊ぶことも考えたが、リフト代は高いしガスっているので、これも断念し、下界で観光することにした。

    鳥取砂丘に向かう途中の海岸沿いに、10数機の巨大な発電風車が並んでおり、これはこれで不思議な景観だ。

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    鳥取砂丘に到着し、駐車場に車を停めて、砂丘に向かう。最初は広い!と感じたが、実際歩いてみると案外広くはない。あとで地図で見てみたら、実際は奥行き1km幅4km程度のようだ。雪山に登れなかった悔しさを砂山に登って晴らすことにした。

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    まだ、観光シーズン前のせいか、観光ラクダもいなければ、近くの砂の美術館も準備前だ。砂丘をブラブラ1時間ほど散策する。

    次に、かつて鳥取知事が「鳥取にはスタバはないけど日本一のスナバがある」という発言から生まれた「すなば珈琲」に行ってみることにした。近くに数店舗あるようだが、一番近い店舗は休業で次に近い鳥取駅前店に行くことにした。

    駅裏のイオンに車を停め、駅正面の「すなば珈琲」に向かう途中にスタバがオープンしていた。平日の1時過ぎということもあり、閑散としていた。駅前の「すなば珈琲」に入ってみると、中は狭く、20人も入れば満席である。2組待っていたがせっかくなので待つことにした。待つこと10分ほどでテーブルにつき、お昼をまだ食べていなかったのでスナバランチを頼んだ。

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    サラダ、ハンバーグ、エビフライ、トーストになぜかドーナツとみそ汁がつくという不思議なランチである。となりの女性カップルが頼んでいたデザートがおいしそうであった。

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    行きたい場所もなくなり長野に帰るだけとなった。高速深夜割引を適用するには、長野ICを0時以降に出ればいい。鳥取からだと車で8時間ほどかかるので、逆算して14時に鳥取市を出発した。

    鳥取市から車を30分ほど走らせると、小高い山の上に端正な城があるのを見つけた。まったく何城か見当がつかなかったが、とりあえず立ち寄ってみた。看板をみてみると、南北朝時代の山城跡にふるさと創生金を使い町おこしのために犬山城を模して建てたらしい。歴史的にそそられるものはないので、外観だけ眺めるだけにした。

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    高速をひた走るが、夜になるにつれ疲れてきて、サービスエリアに何度も入って休み休み走ったため、家に着いたのは未明2時となった。

    最大の目的である大山登頂は果たせなかったが、島根・鳥取訪問、国宝5城制覇は達成できた。夏山であれば多少天気が悪くとも登頂できるが、冬山では条件がシビアなため登頂のチャンスが限られてしまう。再訪する言い訳ができたと思い、その機会が訪れるのを楽しみにしよう。

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    早稲田オープンキャンパス

    2016-08-07

    息子もいよいよ来年は大学受験。高校から夏休みの課題として「オープンキャンパス」レポートが課されたこともあり、私の母校の早稲田大学に行くことにした。私のころには「オープンキャンパス」なるものがなかったので何だかよく分からなかったが、大学主催で行われる大学の説明会および学校を開放した見学会である。

    この時期では、早稲田大学では8月6-7日の2日間開かれ、大学全体説明会・学部説明会、下宿や奨学金相談会、模擬講義、キャンパスツアーなどが行われる。スケジュールを見てみると、1日では回り切れないので1泊2日で行くことにした。あまり費用はかけずに、往復高速バス・宿泊はカプセルホテルにしたところ、2人で1万7千円である。

    8月6日

    朝6時長野発の高速バスに乗り、新宿に11時に到着である。高速バスはもっと窮屈かと思っていたが、ゆったりとした座席だったので、それほど疲れることもなかった。ちょうどお昼となり、お腹がすいたので高田馬場でインド料理ランチをいただく。

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    私は文系であったが、息子は理系希望なので、まずは理工学部のある西早稲田キャンパスに向かう。高田馬場からは歩いて20分ほどだ。

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    最初に学部説明会を聞くために、大きな教室に入ると、「今から『さんがくぶ』の説明をします。」とアナウンス。「おお!山岳部」といろめきたったが、「三学部」(=3つの学部)の聞き間違いだった。

    西早稲田キャンパスでは、学部説明会、早稲田の現役学生によるキャンパスツアー、教授による電子工学実験説明に参加した。電子工学実験では赤外線センサーを使ったミニ「セグウェイ」の工作物の説明があり、隠れ理系の私も真性理系の息子も興味深々である。

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    16時になると全てのイベントは終了してしまったので、今日の宿泊地である新宿に向かう。まだカプセルホテルに入るには時間が早いので、新都知事誕生で話題の都庁へ行く。

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    ツインタワーの南棟北棟ともに最上階は展望台となっているので、エレベーターに乗り両方ともに足を運ぶ。無料なのが嬉しい。

    夕飯は、東京に住んでいたころよく食べた熊本ラーメンの「桂花ラーメン」の太肉麺(ターローメン)をいただく。30年前から変わらない濃厚な味だ。

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    新宿のカプセルホテルは事前にインターネットで予約しておいた。カプセルホテル受付にはすでに10人くらい並んでいてその列に並び、注意書きの看板を見てみると「保護者同伴であっても、18歳未満は泊まれません」とある。『あれ?予約のときには気が付かなかったぞ。。。』。息子に「年齢聞かれたら、『18』と言えよ」とクギを指す。受付時には年齢を聞かれることもなく、受付完了で、一安心である。

    自分のカプセルに入り、1時間ほどのんびりしたあとで大浴場で汗を流す。私は、カプセルホテルは何となく寝床が山小屋っぽくて、嫌いなほうではない。息子も「カプセルって結構広いね」と、抵抗なかったようである。

    8月7日

    6時半に起き、一風呂浴びる。今日は朝から早稲田大学の文系学部が集まる早稲田キャンパスに行く。スマホのグーグルマップを見ながら30分ほど歩いて早稲田キャンパスに向かうのだが、その途中で「箱根山」という地名が目に入った。「山」とつけば、登ってみたくなるのがヤマヤの性分。少し寄り道をしてみた。行ってみると集合団地の狭間の小高い丘である。案内看板を見てみると、標高44.6mの箱根山に登り、公園管理センターへ行くと登頂証明書を発行してくれているようだ。

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    7:30に早稲田駅近くに到着。朝飯を食べていないので、喫茶店に入りモーニングセットをいただく。

    8:30から早稲田キャンパスのキャンパスツアーの整理券が配られるため、整理券をとりに行く。

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    整理券をゲットし、9時から大隈講堂に行き、大学全体説明会を聞く。説明会の終わりに、「本日10時より、早稲田大学4年の瀬戸大也が出場するオリンピック400m個人メドレーのパブリックビューイングが講堂の地下の部屋で行われます」ということで講堂地下に行ってみた。

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    瀬戸選手は惜しくも銅メダルであったが、萩野選手が見事に金メダルとなり、大盛り上がりとなった。

    10:30から、現役学生によるキャンパスツアーである。普段は見ることができない大隈講堂の貴賓室や自分が在校していたときには訪れたことがない場所を案内してもらい、『こんなところもあったんだ』と感慨深かった。思い返してみれば、自分が通っているころは。大学自体は社会人になるための通過儀礼としか思っておらず、大学そのものや自分の学部自体にはほとんど興味はなかった。もう少し愛校心があってもよかったかなと少々悔やまれる。

    11:30となり、近くの焼肉屋で昼食をとる。息子は再び西早稲田キャンパスで模擬講義や実験を見に行き、私はかつての住んでいた下宿や高田馬場の登山ショップのカモシカスポーツに行ってみることにした。

    早稲田キャンパスから歩いて30分ほどの豊島区目白の下宿付近に行ってみると、周辺の様子は30年経った今は全く変わっており、かつての下宿は個人経営のお寿司屋に変わっていた。自分自身の大学時代の4年間の楽しい想い出は、早稲田のキャンパスよりもここにあった下宿のほうに多く詰まっていた。楽しい想い出が無くなってしまったようで、少しばかり切ない気持ちになってしまった。

    高田馬場駅前のカモシカスポーツでブラブラし、その後、息子と落ち合うために西早稲田キャンパス向かう。35℃を越える炎天下で数時間ウロウロしていたので、西早稲田キャンパスに着くとグッタリだ。カフェテリアでアイスコーヒーを飲みながら息子を待つことにした。夕方息子と落ち合い、長野行きバスが出るバスタ新宿に向かう。18時発のバスを待つ間、近くの東急ハンズを見て回り、高島屋のデパ地下で夕食の弁当を買う。帰りのバスでは2人とも疲れ切りグッタリと眠る。

    振り返ると、登山以上にハードなスケジュールで息子はきつかったのではと思ったが、息子は「大学では、実験とかいろいろ見ることができて楽しかった」と、大学が少しでも楽しそうと思ってもらえて、一安心である。『自分の時代にオープンキャンパスがあれば、隠れ理系の私はきっと理系学部を志望していたんだろうな』と思うと、こんなイベントがある時代に生きる息子がうらやましい。井上陽水の歌ではないが「人生が二度あれば」、また大学に行きたいものである。

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    モリアオガエル

    2016-06-18

    今日の夕方、山友が準絶滅危惧種であるモリアオガエルを観察しに行きたいということで、近隣の生息地である長野市郊外の飯縄山の麓の柳沢池に行ってみた。

    柳沢池の周囲の木々に野球ボール大の白い塊(卵塊)がぶら下がっている。この中に無数の卵が産みつけられており、内部で孵化したオタマジャクシは、雨の日に下の池に落ちるとのことだ。卵塊がぶら下がっている木は「ミズキ」という広葉樹が多いようだ。

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    あるひとつの卵塊をみてみると、上部の5-6匹のモリアオガエルが固まっている。1匹のメスに対して数匹のオスが群がり、産卵・受精を行いながら、卵塊を作っている最中だ。自然の営みとはいえ、少しばかりグロい。

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    群がっている様子をもう少しよく観察しようと、ゆっくり枝を引き寄せると、驚いて数匹が池の中に逃げてしまった。余計な邪魔をしてしまったものだ。カエル、すまん。

    池の水中に逃げたオスらしきモリアオガエルは、数分経つと浮かび上がってきて、プカプカと水面を浮かんでグタッとして休んでいる。その様子は、種を越えて同性として、同情を禁じ得ない。

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    機会があれば、孵化したオタマジャクシが池に落ちる様子を見てみたいものだ。

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    「日本登山大系」

    2015-11-11

    「日本登山大系」とは、国内北海道から九州の岩・雪稜・沢のバリエーションルートを集めた全10巻の大作であり、長年アルパインクライミングや沢登りをやっている人であれば、何度か参考にする本である。1980年代初めに初版が出版され、新装版が2000年前後に出版されたが、この数ヶ月前までは入手困難で中古市場では1万円前後の値がついていた。もともと定価4000円くらいなので倍以上の値段だ。嬉しいことに今回2000円台の普及版として再出版されることになった。

    よく行きそうな近隣のエリアが掲載された「第6巻:後立山・明星山・海谷・戸隠」の新装版は3年前に定価で購入していた。今回11月10日に発売された「第1巻:北海道」、「第2巻:南会津・越後の山」「第3巻:谷川岳」のうち、行く機会がありそうなエリアである第2巻と第3巻をAMAZONで先行予約していたのだが、本日到着した。

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    新装版はハードカバーでA5サイズだったが、普及版はB6サイズだ。豪華さはないが、中身は全く同じなので、安いに越したことはない。文字が少々小さくなったので、老眼の目には辛いが、以前も拡大コピーして山に持っていっていたので、手間は変わらない。

    写真は一切ないが、大量のルート図や遡行図を眺めていると、あちこち登った気にさせてくれる。もういい歳なのでどこまでできるか分からないが、この本も参考にして有名アルパイン・ルートは登っておきたいところだ。12月以降も残りが出版されるが、全巻揃えるかどうか悩みどころだ。

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    「神々の山嶺(いただき)」

    2015-11-08

    17年前に発刊されたときに、すぐにハードカバーを購入したのだが、その当時は私は国内の夏山テント泊縦走と山スキー程度しかしておらず、最初の数ページを読んだところで、この本の舞台がヒマラヤやエベレストであることが、自分のやっている登山とかけ離れている世界の話と分かり、あまり興味をそそられなかったため読まずに放置していた。

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    しかし、この数年アルパイン・クライミングをやりはじめると、この本の主人公たちがギラギラとしていた当時の究極の目的であるヨーロッパアルプスや8000m級の登頂の歴史の端々を知識を得るようになってきたり、登攀技術の描写が理解できるようになってきたことと、来年3月に映画が公開されると知ったこともあり、数日前にふたたびページを開いた。

    著者の夢枕獏の他の作品は読んだことがないが、本格的な山岳モノはこれが初めてにもかかわらず、その内容のリアルさに驚きである。山の技術的なことだけではなく、山をやっている人間の心情もかなりリアルだ。山関係者に徹底的に取材したのがよく分かる。

    主人公の一人が登山の究極を極めようとしてるもう一人の主人公に「なぜ山に登るのか」たずねる場面がある。
    「そこに山があるからじゃない。ここにおれがいるからだ。」
    「他のやつらみたいあれもできてこれもできて、そういうことの中から山を選んだんじゃない。山しかなかった。」
    「これが気持ちいいだなんて、一番最初のとき以外、思ったことなんてなかった。」
    「山に何かいいもんが落ちているか?自分の生きがいだとか女だとか。」
    ・・・・・・・

    私はまだその域に達してはいないので、山そのものが楽しいし、山をとおして知り合った人々とのつきあいも楽しい。しかし、時々苦しい登山をしているとき、なぜこんな苦しいことをしているのか、自分に問いかけることがある。前向きな答えではないかもしれないが、山に登ることに自分のアイデンティティを見つけているのかも知れない。山岳小説として純粋に楽しめると同時に、自分にとっての山とは何か考えさせる作品でもあった。

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